
| 事業名 | ホテル向けの製品開発と客室の木質化を見据えた快適宿泊環境のモデル整備事業 |
|---|---|
| 実施組織 | フルタニランバー株式会社 |
| 連携・協働組織 | 国際観光施設協会 |
| 創出するモデル手法 | ⑤「能登ヒバ」のトータルの空間体験による魅力向上手法の開発 |
| 考慮する「能登の創造的復興ビジョン」 | ⑤ 地域に寄り添い、継続的に関わる |
本事業の着手した経緯・想い
能登ヒバは、耐久性や防虫性、独特の芳香など、住環境において高い価値を持つ優れた地域資源である一方、その特性や魅力が十分に生活空間へ活かされきれていないという課題がありました。特に内装材としての活用や、暮らしの快適性・健康性と結びつけた提案は、まだ発展の余地が大きいと感じてきました。
また近年、住宅や公共空間における「木質化」は、脱炭素社会の実現や心身の健康増進、地域資源の循環利用といった観点から、改めて重要性が高まっています。こうした社会的要請の中で、能登ヒバが持つ機能性と情緒的価値を、現代のライフスタイルに即した形で再定義し、具体的な生活空間として可視化することが必要だと考えました。
本事業は、能登ヒバの製品開発と内装の木質化を一体的に捉え、「快適な生活環境」を実感できるモデル空間を整備することで、木のある暮らしの価値を多くの人に伝えることを目的としています。単なる素材提案にとどまらず、香り、触感、調湿性といった能登ヒバの特性が、日常生活にどのような心地よさをもたらすのかを体感できる場づくりを目指しています。
このモデル整備を通じて、能登ヒバの新たな需要創出と付加価値向上を図るとともに、地域林業・木材産業の持続的な発展、さらには人と自然が調和した暮らしの実現につなげていきたいと考え、本事業に着手しました。
本事業の実施内容
取組 1:製品・空間開発におけるモデル手法
本事業では、能登ヒバを用いた内装製品開発に加え、空間全体の体験価値を設計する提案型手法を採用しました。調湿性・抗菌性・芳香性といった能登ヒバの機能的価値と、素材感・香り・色調といった感性的価値を統合し、「木に包まれる快適な滞在体験」を空間コンセプトとして明確化しました。これらの手法を体系化し、内装空間の提案事業プログラム「ASNALO PLAN」として整理・展開しました。

取組 2:販路開拓・事業展開戦略
・WEB提案サイトによる情報発信・営業基盤の構築
ASNALO PLANのコンセプト、空間イメージ、導入メリットを整理したWEB提案サイトを開設し、宿泊施設事業者、設計者、内装事業者が具体的な導入を検討できる環境を整備しました。
・展示会を活用したリアルな体験型PR
モクコレにおいて、開発したプロダクトおよび空間提案を実際に体感できる形で展示し、素材の質感や香りを直接伝えることで商談機会を創出しました。


・業界団体・展示会との連動による販路拡張
展示後は、ホテル・レストラン・ショーを運営する国際観光施設協会と連動し、宿泊・観光業界への継続的な情報発信とネットワーク形成を進めました。
取組 3:リレーション構築(関係性形成)
・能登地域の木材生産・加工事業者との連携
地域の林業者・製材業者と協働し、素材供給から加工、製品化まで一貫したストーリーを持つ内装空間提案を構築。地産地消型の付加価値創出を図りました。
・建築・インテリア分野との協業
プロダクト開発において、外部のメーカーと連携し、宿泊施設等に適した実践的かつ提案力の高いプランを形成しました。
・業界団体との関係構築
国際観光施設協会をはじめとする関連団体との接点を活かし、継続的な情報発信と将来的な事業展開に向けた関係性を構築しました。
本事業の成果と今後の展望
今後は、アスナロプランを通じて能登ヒバを活用した内装空間の導入事例を積み重ね、地域資源体験の価値を高めていきます。 また、宿泊・飲食・観光体験と木材・森林資源を組み合わせた展開を検討し、能登地域の林業事業者、木材加工事業者、観光関連事業者と連携した継続的な事業モデルへと発展させることを目指します。
協働に向けたお問合せ先
| 担当者名 | 古谷 隆明 |
|---|---|
| 所属・役職 | 代表取締役 |
| 住所 | 石川県金沢市湊1-86 フルタニランバー株式会社 |
| TEL | 076-238-5633 |
| takaaki@furu-tani.co.jp |