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ATE-NETとは
未曾有の災害を経た能登半島の森林・林業・木材産業の現状(いま)や、奥能登地域の復興を願うキーパーソンの想い、アテ林業・能登ヒバの歴史・文化的な特徴などを発信するポータルサイトです。
(公社)石川県木材産業振興協会と能登森林組合が運営しています。
ATE & NOTOHIBA
アテと能登ヒバの概要
アテは、ヒノキ科アスナロ属の常緑針葉樹、ヒノキアスナロの能登地方における呼び名です。
アテは、能登半島の伝統産業である輪島塗の木地づくりのため、江戸時代中期から育成されてきた林業樹種で、独自の更新・育林技術が確立されていること等から、日本森林学会の「林業遺産」にも指定されています。
石川県の「県木」として昭和41年(1966)に指定されるなどで、広く県民に親しまれてきました。
「アテ」は能登地方の農林水産業や伝統技術、文化・祭礼、自然や景観とも密接に関わっており、これらにより構成される「能登の里山里海」は、未来へ引き継ぐべき地域として世界農業遺産に認定されています。
製材したアテは「能登ヒバ」と呼ばれています。防腐・抗菌作用のある「ヒノキチオール」を多く含むため、伝統的な工芸品から建築物、建築材や家具材として、様々な場面で使用されてきました。
伝統的工芸品「輪島塗」の曲げ物や指し物、能登半島で夏から秋にかけて行われる伝統的な祭礼「キリコ祭り」の切籠部材、金沢城や神社仏閣等の建築物、住宅や家具などにも重用され、地域の伝統文化の継承にも活かされてきました。
近年は、清涼感あふれる香りと木目の美しさ、抗菌性や防虫性等の特性を活かして、調理器具やカトラリー、寝具や楽器、エッセンシャルオイル等、様々な生活シーンを彩る製品が開発されており、人気が高まっています。
PLATFORM
アテ林業・能登ヒバを活かした能登の創造的復興プラットフォーム
能登半島地震及び奥能登豪雨災害で、山腹崩壊・土砂流出等は100箇所以上、林道は2,000箇所以上、木材加工流通施設は30箇所以上の被害を受けました。また、奥能登地域ではライフラインの復旧が遅れる中で担い手が減少し、森林組合等は災害復旧等への対応が要請される中で、「能登ヒバ」の生産基盤は大きく損なわれており、その生産量は大きく減少しています。
今、能登の森林組合をはじめとした林業・製材業・木材業の関係者は、懸命に災害の復旧・再建等に向けた取り組みを進めていますが、甚大な山林・林道・製材所等の被害を前に、息の長い取組が求められています。
そこで、中長期的な視点で、アテ林業・能登ヒバの伝統や特性を尊重しながら、アテ林業の持続化や能登ヒバの高付加化価値化、能登の関係人口の創出等を通した能登の創造的復興に取り組む「能登ヒバ サポーター」を募集するとともに、能登の林業・製材業・木材産業関係者との新たな協働・共創を促すための「プラットフォーム」を創設しました。

INTERVIEW
アテ林業・能登ヒバを未来に引き継ぐキーパーソンのインタビュー
江戸時代中期から確立され、「林業遺産」にも指定されている独自の更新・育林技術や、世界農業遺産にも指定されている「能登の里山里海」を構成する歴史・文化、生業・生活、自然・景観の重要な構成要素である「アテ林業」「能登ヒバ」を引き継いできたキーパーソンの想いを紹介します。
COMING SOON….